服薬369日目・HIV461日目
いよいよ花粉症のシーズンが到来しましたHAZI(@hazi_57)です。
本日もおつかれさまです。
くしゃみしすぎて顔面崩壊中です。
去年は全然花粉症の症状が出なかったんですけどね。
花粉症患者にとってお花見なんて荒手の拷問です。
病院行くのめんどくさいので、できる限りドラッグストアでも購入できるような市販薬で頑張って乗り切ろうとしてます。
この時期くらいになると加入している保険組合等から医療費のお知らせを渡されます。
一応自分も会社員をやってるので毎年受け取ってはいるのですが、
市販薬でなんとかできるものはそれで乗り切って来たので、
毎年数件程度しかないし、ちょっと見てあとはファイルに保管してそれで終わり。
でも今年は、花粉症のように市販薬では乗り越えられない疾患、
「HIV感染症」になって1年が経過しました。
国から補助を受けて治療を受けている身であるので、
今年からはかかった医療費をきちんと自分で把握しておかなければいけないなと感じるようになりました。
先日その医療費のお知らせが届いたのですが、
なかなかエグい金額です。
実際自分が支払うのはそのうちの微々たるものなのですが、
その裏では自分がHIVに感染したことで、
これだけのお金が動いているんだという自覚と戒めみたいなものを意識するために今日はブログを書いていこうと思います。
HIV感染症になる前の直近1年の医療費
合計7件。医療費の総額27,390円。
うち自分が支払っているのは8,217円。
全部扁桃腺が腫れた時にお世話になった医院と歯科ですね。
これ以前の医療費のお知らせも数年分保管してますけど全部同じような感じです。
HIV感染症になってから1年間の医療費
こんな用紙一面真っ黒になる医療費のお知らせを初めて見ました。
合計16件。医療費の総額2,479,770円。
うち自分が支払っているのは177,736円。
総額の一覧の中で頭ひとつ飛び出てるのが抗HIV薬が処方されている時です。
僕の服薬は令和2年2月末から始まってるんですけど、
薬の調剤は2月ではなくて5月になってます。
7月から3ヶ月分まとめて薬を頂いてるんですけど、
それが9月の方に反映されてて微妙に診察1回分ずつズレてるんですよね。
病院や薬局によっても違うのかもしれないですけど、
薬を処方された時ではなくて、
薬を処方された後の次回の診察時の方でカウントしているみたいですね。
まぁ、それより何より僕が思うのは、
表の最後の方に682,430円という金額があるのですが、
これが薬代3ヶ月分とその時の診察や採血の費用なんですよね。
それがこれから先年4回あるので、
今後単純計算でも約280万円ほどかかります。
これが僕がこれから生存活動するために必要な最低限の維持費ってことになります。
この必要最低限の維持費のほとんどを公費負担医療で賄ってくれているのです。
医療費高額だけど安っぽい感謝なんてしない
今までとほぼ何も変わらない生活を送れてる事が当たり前だとは思ってはいないけど、
安っぽい感謝なんてしない。
みんなとご飯を食べられるのか幸せ、
一緒に遊べるのが幸せ、薬飲めて長く生きられているからそれだけで幸せ、
…みたいな、宗教っぽい、あるいはアム●ェイっぽい感じ、僕あんまり好きじゃない。
HIVに感染して、公的負担で普段とかわらない生活を送れているからって、
かしこまっている人、多いような気がするんですけど、
感謝して生きることは謙虚に生きることじゃないので、
もっと図々しく生きてもいいと思うんですよね。
せっかく公費負担で生きるチャンスをいただけているので、
無駄にしないように、やりたいこと、挑戦したいこと、いっぱいやりちぎってしっかり意味のある生き方をしていく。
それを感謝に代えさせてもらいます。
本当は公的負担に頼らなくても自己負担でも苦にならない額の抗HIV薬が開発されたら一番いいのになぁって思ってたりします。
HIVが完治できる薬や治療法ができれば尚の事いいんですけどね。。。
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あ、でも、ふと思ったのは、
自分の場合、とりあえず普通に会社勤めして、
普通に税金を納めて過ごしてきたから、
こうして公費負担でなんとかしてもらえているけれど、
もしそうしていない人ってどうなるんでしょう?
例えばやむおえず性サービス的なところで働きざる負えず、
意図しない形でHIV感染してしまった人ってどうなるんでしょう…。
そういう方を救済するような方法とか支援団体ってあるんでしょうか…。
機会がある時に自分でもちゃんと調べてみようと思います。