パンドラの箱の中には…

普段ゲイ生活の36歳。ゲイ生活の中で得たスキルや知識をアウトプットするゲイブログです。

【オリジナル曲】木偶の坊

この記事をシェアする

こんにちは、はじめ(@hazi_57)です。 

 

本日も前回に引き続き過去の制作曲をアップしていきたいと思います。
決してブログ記事の書くネタが(ry

 

今日は「木偶の坊」という歌を公開します。
「でくのぼう」と読みます。

 

もともとは操り人形の意味ですが、
主には、役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。
また、そのような人をののしっていう語を指します。

 

 

恥ずかしいのでヘッドホンとかイヤホンで聴いてくださいね。

オリジナル曲:『木偶の坊』  

木偶の坊...
僕は 木偶の坊...

 

ただ過ぎていくだけの日々
20世紀型 僕は昭和アンドロイド
昨日と明日の境さえも
無駄にして都会の隅 一人お茶をひく

 

今日の出来事は 誰のせい
明日の憂鬱は今日のうち誰かに話そう
液晶画面の広さの視野で
顔も知らない誰かに感情豊かだ

 

きっと僕は病気だと思う
でももっと病気の人も僕は知っている
病室で眠る彼のこと
目の色黄色い人 斑点だらけの男

 

心配そうな顔で見れても
世界で一番美しい言葉かけても
救えない事を知っている
あのこも あのひとも あいつも すべても

 

木偶の坊...
僕は 木偶の坊...

 

いっそ ひびが生えてしまうのなら
折れてしまったほうがすっきりするだろう
人の温もり待つことは
砂嵐のテレビ見ることに似ている

 

優しさは誰が教える
強さとはいつどこで証明するもの
ナイーブだって言う次元でなく
我慢が強さと言うならそんなのいらないんだ

 

誰かが笑うから
何となく笑っていよう
誰かが貶すから
そうだねと頷いていよう

 

今日も誰かが小さな部屋で
秒針が動く音をずっと数えてる
粗末なコーヒーを飲んで
メンソールの煙草を美味そうに蒸かす

 

僕は 木偶の坊...
僕は 木偶の坊...

 

セルフライナーノーツ

10年くらい前ですかね、これは27歳の時に作った歌です。
終始ずっと同じキーなので、ちょっと歌っててしんどかった記憶がありますが、
歌の内容はまぁまぁ、個人的には良い歌だなぁと思っています。
歌が上手ければもっとよかったなって思います。笑

 

最近の自分の心境といいますか、
そんなのに比較的近い1曲な気がしたので、
今日はこの歌をチョイスしました。

 

昔ドコモのコールセンターで派遣社員をしていたのですが、
そこで先輩であり上司だった人に結構お世話になっていました。
彼も同じゲイ(もしかしたらバイかもしれない)の人で、結構職場ではいろんな事を話していました。
仕事中は一緒に一服しようと煙草を誘ってくれたり、
家が近かったので、ご飯を一緒に行ったり、仕事後にカラオケに行ったりしてました。

 

プライベイトに関しては全然彼の事を知らなくて、
ただ、とにかく友達が多いなという印象。
一緒にカラオケ行った後も、別の用事を入れていたりして、
毎日何かしらの予定を埋めていたと思います。
休日に出かけると、彼がよく友達と数人で遊んでるところに偶然でくわしたりして、
「おはよー。またあした会社でー。」みたいな挨拶を交わしたりしてました。
また上司からの印象もとてもよかったみたいで、
いろいろな目上の人とフランクに話をしている姿を覚えてます。
活動的な彼をみてちょっとうらやましいなという気持ちだったり、
一種の憧れみたいなものも持ってました。

 

ある日の昼休憩中、彼を食事に誘おうとしたのですが、
あまりにも体調が悪そうだったので、
一人で食事を済ませたあとに、休憩室で寝ている彼の様子を見にいきました。

 

やっぱり「しんどい」「しんどい」とつらそうにしていたのですが、
彼の顔の色や目の色に違和感を感じたのです。
とにかく黄色いんです。
人の眼球ってこんなに黄色かったっけ?ってくらいヤバイ色をしてたので、
休んで病院に行った方がいいと早退を促しました。

 

普段彼から電話をもらうなんてことは滅多にないのですが、
その日の夜、彼の方から電話をかけてきてくれました。

 

「俺、もうすぐ死ぬかもしれない…」
初めて聞く彼の弱気の言葉。

 

結局何だったのかを聞くと、
まぁ、ゲイの人ならばそこそこよくあるB型肝炎で、
その日即入院することになりました。

 

僕は人生で一度も肝炎にかかったことがなく、
1ヶ月くらい入院するんだなくらいの知識しかなかったのですが、
彼にとっても初めての肝炎で、
自分でケータイとかで肝炎の事を調べていくにつれて、
体調も悪いしちょっといろいろ弱っていたんでしょうね。
とにかく「俺、もうすぐ死ぬかもしれない…」
「死にたくない…」を連呼してました。

 

後日、会社の人と一緒にお見舞いに行きました。
入院前パーマ頭だった彼は坊主になっていました。
肝炎の治療はただただ安静にしているだけみたいで、
特にやることがなくてそれが辛いみたいです。

 

「やることがないから、天井の模様であみだくじしたり、秒針の音を数えてるー。」

 

その時は結構ケロっとしながら言ってたんだけど、
これが逆に自分だったらしんどいなぁって思う。健康って大事。

 

目をそらしちゃいけないこともあるけど、
人の弱っている姿って苦手。
何もしてあげられないから苦手。

 

「頑張ってね。」
「良くなるといいね。」
「なおったら、また一緒に遊ぼうね。」

 

当事者じゃない自分が言うにはあまりには無責任な言葉。

 

彼の場合は1ヶ月安静にして治った病気だったけど、
そうじゃない人のお見舞いに顔を出するのは本当に辛い。
その感情を辿っていくと、
自分がお世話になった人であればあるほどに、
自分は役たたず、救えないポンコツだって気持ちに落っこちて行く。
かと言って、こんな気持ちを吐き出せる場なんてどこにもないから、
この歌を作って、自分で自分を慰めることにしました。笑

 

今年になってから、その苦手なお見舞いで病院に行く機会が増えて、
ちょっと気持ち的にしんどくなっているところです。
ついでにいうとお見舞金の支出もしんどいです。爆

いつかは自分も病室のベッドに沈む側になるかもしれないし、
あんまり偉そうなことは言えないんだけれども、
病気と前向きに戦っている人も強いけど、
その人の回復力や乗り越える力を信じて待ちつづけている人が、
実は一番強い人なんじゃないかと思う。
あ、でも誤解がないように言っておくと、
その人のことを「木偶の坊」だとは思っていません。
普通に純粋に凄い人です。

 

僕も信じて待ち続ける強い力が欲しいです。
そんな力がない限り、
僕はいつまで立っても自分で自分のことを「木偶の坊」だと罵ってしまうんでしょうね。

 

 

今日もここまでお読みいただいてありがとうございました٩(๑´3`๑)۶