パンドラの箱の中には…

普段ゲイ生活の36歳。ゲイ生活の中で得たスキルや知識をアウトプットするゲイブログ。

誰も僕のことなんて気にしていない

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こんにちは、はじめ(@hazi_57)です。 

 

先日一人でゲイバーを何件が転々としてました。
そのゲイバーは、どれも自分に取ってバツのわるいお店ばかりなので、
ちょっと気合いれて、何を言われてもしょうがないと覚悟を入れて行ってきました。

 

 

まぁ、結論から言ってしまえば、Twitterで書いたとおりなんだけど、
結構なんてことなかったです。
むしろ普通に思い出ばなしに花が咲いたって感じです。

昔所属してた売り専のマネージャーが新しく開いた観光バー

僕が一番最初に所属してた売り専バーで、
僕以外が全員ノンケのお店だったんですね。
ノンケぶろうとは思って見たんだけど、
ちょっとした仕草とかですぐバレるので、
下手に頑張らないで自然体でやらせてもらっていました。


当時は「ノンケ」であればなんとなく売れる「ノンケのブランド」が強かった時代。
(今でも「ノンケ」は需要高いとは思うんけど、ノンケよりも全体的に高品質を求められているような気がします。)

後から入ってくる後輩のノンケの子がどんどん売れていくんですね。
そうすると売れてない自分みたいなゲイは、
そーゆー売れている子になめられていくんです。
まぁ、でもそれはしょうがない事だと我慢してたんだけど、
先日書いた記事の冒頭でちょこっとだけ触れたようなことだったり、
とにかく、砂を噛むような悔しい日々がずっと続いて苦痛になった時に、
「こんな店二度と働かねぇ!!」と勝手にバックレました。

 

それから約18年、そのお店はなくなり、
当時そこのマネージャーをしていた人は、自分でお店を始めました。
そこのお店はもともと売り専としてやりたかったみたいだけど、
今は観光バーみたいになってます。

 

僕は別の売り専のWebサイトやフライヤー制作のお手伝いをさせてもらっているので、
お店を始めたことはなんとなく知ってはいたし、
何度も二丁目の外だったり、他のお店で見かけたことはあったんだけど、
バツが悪かったので、僕は顔を観たら逃げるように帰っていました。

 

で、先日18年ぶりくらいにお店に行って再会を果たしたのですが、
最初は全然僕のことに気が付かなかったんですね。

 

「あら、イケメンさんが来たわー。」
なんて接客されたので、

 

「イケメンも何も、僕はあなたのマネージャーの元で売れない売り専ボーイをしていました。
18年経ったと言っても、やはりバツの悪い辞め方をしたので、いろいろ覚悟をして今日来ました。」

 

そう言うと、なんとなく僕の事を思い出したようで、
その後に発した言葉が意外だったんです。

 

「私、当時そのお店のマネージャーを任されて3ヶ月で、
いろいろ何をすればよいのかよくわからくて、
ボーイに八つ当たりをしていた時期だったの。
あなたはそんなタイミングで入ってきちゃった子だったから、
むしろ私の方が力不足で申し訳ないと思っている。ごめんなさいね。

 

逃げた自分がいけない気がするのに、逆に謝らせてしまった。
それからは当時居た他のボーイの話とかして段々と会話がはずみました。

 

銀座の(サパーみたいな)ゲイバーで一緒に働いてた同僚が開いたゲイバー

もうこれも8年くらい前の話ですかね。
なんとなく一人で住むのが寂しくて、
mixiか何か忘れたけど、何かのコミュニティサイトで募集をした際に連絡をくれた人が居て、
その人と約1ヶ月間くらい一緒に生活をしてました。

 

彼は生活費を稼ぎまくるために、
昼間スカウトの仕事をする傍ら、夜もバイトをしようと銀座のゲイバーで働きだしました。
で、最初は一緒に働こうと言われててお断りをしてたんだけど、
何か気が変わってやってみようかなと思ったんですね。

 

で、そこで働かせてもらえることになって、
それから1週間後に、その友達がちょっとトラブルを起こしてお店から居なくなったんです。
一瞬、え?じゃあ自分なんで入った?って思ったけど、
これで辞めたらなんだかそれはそれで良くない気がして続けました。

 

でもね、めっちゃしんどかった。笑
銀座なので客がみんなお金持ちの男の人とその人が指名をしたホステスさん、
または、あきらかにイケないことをしてお金を稼いでそうな人。
とにかくわがままだし、何言ってるかわかんないし、
そもそも僕自身会話するの苦手…。

 

それでも歯を食いしばって1年くらい居たんですかね。
その日まだお客さんが居て、オーナーが接客していたんですけど、
マネージャーから、
「早朝テナントの消毒作業が入るからフロアに荷物を出しておいて。」と指示されて言われた通りにしたんですね。

 

そしたらオーナーが、
「まだ営業してるのに、何やってるんだ!!誰の指示でそんな事をしてるんだ!!!」と怒鳴ってきて、
マネージャーに指示されてやったなんて言ったら、
マネージャー怒られちゃうんだろうなーと思い、
「僕の意思で勝手に荷物を出しました。」と言ったのですが、
当然オーナーは誰が指示を出したのかわかってたんですよね。無謀でした。

 

「誰の指示でそんな事をしてるんだ!!!」
「僕が勝手に荷物を出しました。」
「誰の指示でそんな事をしてるんだ!!!」
「僕が勝手に荷物を出しました。」

 

そんな押し問答が続いて、自分もしびれを切らして、
「もう無理です!!限界です!!!
辞めます!!!お世話になりました!!!!」と言ってお店を飛び出しました。

 

その時に一緒に働いていた子が最近ゲイバーを始めて、
関係性としては、同じ歳ってだけで、
あまり良い関係でも悪い関係でもなかったんだけど、
一緒に仕事した仲間が自分のお店を始めたのは純粋に凄いことだと思うし、
逃げちゃだめかなと思ったし、
今会えば、それはそれで自分にとって何かプラスになるかもしれないと、
深呼吸して気合いれてお店に入りました。

 

最初の第一声は、
「え。嘘でしょ?」でした。笑

 

他の席にいた客から、
「この人ママの知り合いなのー?」と聞かれてて、
「うん。銀座で昔一緒に働いてた、全然しゃべらなくて接客できなかった子。」と軽くディスられながら紹介されました。笑

 

でも、久しぶりにいろんな話ができた。
このお店を立ち上げた当の本人も、オーナーと喧嘩して辞めたこと、
自分がかばったマネージャーは、
あの後お店のお金の横領が発覚して警察沙汰になってたこと、
他に一緒に働いてた先輩は、銀座でお店を始めて成功していること。

 

なんだかみんないろいろな意味で凄いなーと関心しながら会話してました。

 

すると、
「あなた、なんでそんだけ喋れるのに、
銀座では何も喋れなかったの?もったいなくない?」と突っ込まれて、
まー自分でもなんでだろうとは思い返事に困ったんだけど、

 

「それでも、自分の意思でここに遊びに来てもらえたことは素直に嬉しい。ありがとう。」
と言ってもらえました。

 

普通に僕も嬉しかったです。

 

自分で考えてるよりも、誰も僕のことなんて気にしちゃいない

ずっと嫌なものは避けてたし、
自分の中で蓋をしてやり過ごしてきたけれど、
自分がちゃんと向き合えば、相手も向き合ってくれるんだとわかった1日でした。

 

自分で考えてるよりも、誰もそんなの気にしちゃいない。
一緒に飲んじゃえば、「あんときバカだったよねー」って笑い話で済んじゃう。

今まで、1人で鬼のいない鬼ごっこをして訳もなく逃げていたんだとわかった。

もしかしたら、
疎遠になった人も、自分からアクション起こしたら、
打ち解けあえるかもって、今は感じています。

 

打ち解けあえなかったとしても、
それはそれで無理だったね。ってことがわかるだけ。
ものすごく勇気や覚悟がいることだと思うけど、
無理か無理じゃないかがわからないうちに、
ちゃんと向き合わずに生きるのは損なことだと身にしみた。

 

 

ところで、どうして急に昔のことに向かい合おうと思ったのか。

この子の影響かなって思う。

 

自己紹介の中でもしれっと書いてるけど、
売り専で指名した彼の言葉に影響だと思う。
「後ろは振り向かない。自分は自分だから。」って言える人間になりたいと思った。


「自分は自分だ。」って胸を張って言えるためには、
どうすればよいだろうという問いを1年間かけて探してきてその過程で、

再び売り専ボーイの彼とひょんなことで再会を果たした時に、
少しずつその答えみたいなものが見えてきて、
その答えは、
今は、見たくないものを直視して、
一度、昔の事を振り返えること。
それを掘り起こすツールのひとつとして、
今はブログを活用させてもらっています。

 

僕は本当は結構幸せなヤツなんだと思う。
本当は向き合えば、ちゃんと接してくれる知人が居て、
いろいろな意味で良い刺激をくれた売り専ボーイと出会うことが出来て、
これを無駄にしてしまうのはあまりにも罰当たりだ。

 

これからは逃げないで、
いろんなことと向き合います。
自分から動きます。
自分からアクションを起こしていきます。

 

 

今日もここまでお読みいただいてありがとうございました٩(๑´3`๑)۶