パンドラの箱の中には…

2019年11月HIVの感染が発覚してからの日々を綴った38歳のゲイブログ

38歳ーHIV陽性者の「a view of life」

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服薬442日目・HIV533日目

 

外を歩いていても、テレビを付けても、スマホを開いても、
目にするものはコロナ、コロナ、コロナ、コロナ…
そればかりでちょっと気が滅入ってしまいそうなHAZI(@hazi_57)です。
本日もおつかれさまです。

 

マスクや消毒用アルコールやトイレットペーパーなどの紙類は最初の頃よりもかなり手に入れやすくはなったけれど、もう1年以上こんなんですよ。
1年前から何も進展してないんですよ。

 

10年前、日本はさほど影響はなかったですが、
SARSは1年くらいで落ち着いた印象があるけれど、
今回は1年以上過ぎて更に状況がひどくなってる気がします。
こんな酷い状況なのに、日本ではもう給付金はおろか布マスク1枚すら支給してくれなくなりました。

 

糞です。マジ糞です。
菅は本当糞です。
考えも無いしリーダーシップも無いし髪の毛も無い。

 

でも悲観ばかりはしていられない。
生きている限り、現実と向き合っていかなければならない。

 

そんなサバイバルな38歳が今日始まりました。
まぁ、つまりは、今日誕生日でしたけど、
いつもどおりです。仕事してます。残業してます。

HIVであることを隠さずに顔も隠さずに向き合う人生

HIV感染症になって2度目の誕生日を迎える事ができました。
おかげさまでほぼ普通に生活できています。

 

まれにHIV感染症になっても、
自分の免疫力で自力でウィルスを抑える事のできるエリートコントローラの方がいらっしゃいますが、
僕はそんなものも何もないただのウルトラスーパー超凡人なので、抗HIV薬が必要です。

 

薬がなければひとりで生きていくことの出来ないうたかたの命です。

 

そんな命を国に…厳密にいうと皆様の税金で助けれられています。
とても感謝しています。

 

ただ「感謝しています」で終わる安っぽい感謝なんて当初から僕は嫌でした。

 

顔を出してHIV陽性者であることを公言している方結構いらっしゃいますが、
こういう事を言ってしまっては大変失礼かもしれませんが、
そういう方は大体は何かしらのNPOなどのHIV関連の団体に所属されています。
叩かれても団体が守ってくれます。

 

僕にはそんなのありません。ひとりです。
フリーランスのポジ野郎です。
後ろ盾はありません。
叩かれたらそのまま袋小路です。

 

僕みたいな人間は親族に迷惑をかけない範囲で、
もっと世の中に晒されて叩かれるべきかなと思います。
「ビョーキをばらまくなポジ野郎」くらいの罵声の100発や1000発や10000発浴びせられたって別に仕方ないよねって。

 

むしろ何なら自分がまだ陰性だった時は、陽性の人を「陽性」というだけで毛嫌いしてる節もあったので、仕方ないって、因果応報じゃないけど、そんな感じかなって。

 

自分の不注意でHIVに感染したくせに、
ご丁寧に医療費をほぼ全額を負担してもらってて、
都営交通のフリーパスをいただけて、
国や都の施設が無料あるいは格安で優遇されて、
障害者控除が入って住民税や所得税も他の人より少し安くて、
なのに、何事もないかのように、健常者ぶって生活するのが、
普通のふりしてピンクのアプリで友達や恋人募集をするのが、
どうしても自分の中で許せないというか、納得ができなかった。

 

最初はそれで良いのか大分迷いもありましたが、
誠意をもってできる感謝の表現として、
また自分の不注意でそうなってしまった事の戒めとして、
HIVで有ることを隠さずに顔も隠さずに向き合って行く人生を選びました。

 

あ、でもこんな時期だからマスクはしますよ。笑

 

早期に感染を発見できればHIVで死ぬことはない世の中になった。
先人はそれを夢見て、そんな未来になる事を託し、
僕らはその血と涙の上で生活をしています。

 

でもなんでか、
それをいけすかないとするHIV陽性者がきっといると思います。
自分達が悩んで苦しんだことだから、
楽に安心して治療ができて普通に生活できる僕の事を良しとしていないとか。
なんかあるとすぐ感謝が足りないとか、誠意が足りないとか指摘されます。

 

常に感謝してます。
常に誠意持ってます。
謙虚じゃないだけで、これが僕の誠意で、感謝の仕方です。

 

教えて貰う側から誰かに教えて行く側へ

感染した当初は全くわからなくて、
泣きながら色んな人に質問したりしましたけど、
最近は、HIV感染が分かったばかりの方からメッセージをいただくようになりました。

 

最初はね、HIVで有ることを隠して生活してる人もいるんだから、
服用している薬を晒すなって指摘とか来ましたけど。

 

まだ1回しか更新していないんですけどYouTubeを観てくれた方がいて、
HIV陽性が分かって不安だったけど動画を観て安心したって言ってくださったり、
Twitterのメッセージの方でどれくらいで服薬ができるようになるかや、
費用がどれくらいかかるのか不安なので教えてくれないかという質問を受けます。

 

ぶっちゃけ僕もまだHIV歴2年目なので、
正直全然わかりません。
自分で自分の感染症のことがまだよくわかってない気がします。

 

でもシンプルに嬉しいです。
ありがとうございます。

 

嬉しいととも、
自分も誰かに頼られる側といいますか、
質問される側になって、
HIV人生の次のフェーズが来たような感じがします。

 

質問やメッセージをいただくたびに、
感染したばかりの自分のことを思い出します。

 

www.hazi.me

 

自分も最初はこんなんでした。
特に最初の3ヶ月はしんどかったです。

 

HIV陽性になったばかりの方で今死にたいと思っている方が、
こんなゲイマッサージブログみてないと思うけど、
もし死にたいみたいな気持ちになっていたら、
ひとつだけお願いしたいのは、
まずは障害者手帳を取得するまで食いしばってみてほしいです。


解ってすぐは死にたいくらい辛いと思うけど、
手帳を取ってから死ぬ事を考えても遅くはないです。
辛い気持ちは痛いくらいわかるつもりです。
でも生きてりゃ結構何なんとかなるんじゃないかって思います。
パンドラの蓋はまだ開いたばかりです。

 

38歳で挑戦したいこと

新型コロナウィルスの影響で、
さらに今は緊急事態宣言中ということもあって、
正直できるのかなーって感じはあるんですけど、
今年は音楽がやりたいです。歌を作って歌いたいです。

 

恥ずかしいけど、昔自分で作った歌とか歌詞、
今聞くといい歌多いなーって自分でちょっと思っちゃいました。笑

 

恥ずかしさしかないんだけど、
今はその恥ずかしさが懐かしかったりかわいいと思える余裕が持てるようになったので、
この気持ちの状態でまたやりたいなって。
今音楽スタジオも閉まってたりするんで練習ができないので、
もうしばらく先になるかもしれないですが、また歌いたいですね。

 

先日Cubaseという音楽ソフトを買ったんですけど、
まだ1回も開いてないので、
自粛モードな期間中になんとか時間作って勉強できたらいいなーと思います。

 

高校生くらいにプレステのソフトを使ってなんとなく作ってはいたけれど、
DTMを始めたのは、20歳くらいの頃、
ゲイミュージシャンの存在を知ってから、
自分も歌作りたいなーみたいな感じで始めたような気がします。

 

当時、ゲイ専門のインディーズレーベルみたいなのがあったんですよね。
純粋にメロディーとかが好きだし、サウンドもカッコよかったし、
CD-Rでしたけど、よく買って聴いてました。

 

最近たまたまYouTubeでおすすめに出てきたんですけど、
彼らが当時その歌を歌っていた時の年齢に今自分がなって(もしかしたらもう軽く超えてるかも)、
初めて歌詞の内容が理解できたかもって思えたり、
当時とはまた違う気持ちで歌を聴くことができて、
あぁ、やっぱり音楽っていいなぁって感じます。

 

昔聴いていた音楽、みんな好きだけど、
今特によく聴いているのは、borderlessさんの「a view of life」です。
多分2005年くらいの歌だと思います。

 

youtu.be

 

始めなければ 見つけなければ
昨日より今日を 今日より明日を
駆け抜けてみよう 自分らしい生き方を
そして何か残してゆこう

 

この世に何かの 使命を受けて
生まれて来たのなら 寿命くるまで
生き抜いてみよう 自分だけの人生を
そして何か残してゆこう 

 

サムネイル画像がイカついです。
上野や浅草のゲイバーに居そうです。笑
でも普通に素敵な歌詞です。

 

15年前も普通に素敵な歌詞だとは思っていたんですけど、
15年色々人生を経験したら、
さらに奥の深い歌詞だったんだなってことに気づかされました。

 

「a view of life」は13曲入っているアルバムなんですが、
タイトルどおりアルバム全体を通して人生観がテーマになってます。

 

自分が21、2歳の頃なんて、
自分が死ぬなんて考えた事がなかったけど、
30も半ば過ぎて、HIVに感染して、世の中はコロナが蔓延していて、
以前よりもちょっとだけ死を近くに感じるようになって、
「自分の死に際」みたいなモノがだんだん見えてきたような気がして、
そんな時に、これから先どういう過ごし方をすれば、
どんな生き方をすれば、自分の納得がいく死に方ができるか、
その答えは自分の中で出せてないけれど、
たまたまこの歌を聴いてたら、
「あ、もっと真剣に考えたいな」って気持ちが強くなりました。


死ぬ前に若い頃に置き忘れたままの夢を、
できるところまで取り戻して死ねたらと思いました。

 

置き忘れたままの夢を真っ先に思い出したのは、音楽でした。

 

 

HIV陽性になってから、
一応は、その痛みや苦しみを自分で身をもって体験しているので、
他人の痛みや苦しみ、悲しみを理解して寄り添っていきたいなんて、
偉そうな事考えてたんだけど、
百聞は一見に如かずじゃないけど、
結局は自分の苦しみは自分にしか解らないし、
他人には理解してもらえないものだと思うから、
逆に自分が誰かの痛みや苦しみ、悲しみを理解できないし、
寄り添うなんてきっと出来ないんじゃないか。

 

誰かの悲しみを理解しようとして寄り添おうと考えるより、
自分がHIVで有ることを隠さずに顔も隠さずに前向きに人生向き合って楽しんでいる方が、自ずと相手から寄ってきてくれるんじゃないかと思い、
38歳は、そんなのをテーマに毎日有意義に過ごしていけたらと考えてます。

 

 

なんか、気がついたら長文になってしまった…。
今日もここまで読んでいただいてありがとうございました。