こんにちは。HAZI(@hazi_57)です。
2019年5月新元号、令和が始まって、
その半年後にHIV感染、
その半年後は新型コロナウィルス。
僕にとって令和はウィルスに振り回される時代となりましたが、
無事37歳の誕生日を迎えることができました。
去年36歳、30代後半になって、そろそろ大人の品格だったり余裕が欲しいなって思っていたのに、
結局何も行動起こさないまま、
それどころが、ビョーキ持ちになって新しい誕生日を迎えてしまいました。
去年はなぜか自分の誕生日の日に実家に新しいウォシュレットを買って自分で設置したという謎のイベントがあったのですが、
今年の誕生日はひとりで自分の部屋でゆるく過ごしました。
ただ、その数日前に実家に帰ってたのでそこでお祝いしてもらいました。
37歳にして未だに親にケーキを買ってもらってます(^_^;)
HIVに感染してから約半年が経過しました
HIV感染症を診断されて170日目、
薬を飲み始めて77日目、
HIVに感染してからだいたい半年が過ぎました。
初期に書いたときのブログに書いたとおり、
最初は結構しんどかったですが、
完全ではないにしても、大分少しずつ日常生活を取り戻しつつあるかなと実感しています。
半年経過して元に戻ったこと
お酒が飲めるようになった・煙草が吸えるようになった
HIV感染前はほぼ毎日、お酒を飲んでました。
12月~1月は全く飲めなくて、知人と会ってもビール1杯が限界でしたが、
カルアミルク、カシスウーロン、レモンチューハイと少しずつ飲めるようになって、
3月にはほぼ以前のようにビールを飲めるようになりました。
煙草に関しては本当は辞めたかったけど、
すっかり元に戻りましたね。
もとのペースで仕事ができるようになるにつれて、
仕事のストレスが出てきて、
そこから、「あ、吸いたいな。」って気持ちが出てくるようになりました。
それからはもうカートン買いです。笑
体力が戻ってきた
長時間の散歩も全然苦じゃないです。
家から会社まで徒歩で50分くらいで行けるので、
体力作りとコロナ感染対策も兼ねて、できる限り歩いて会社に行ってます。
退院後2ヶ月は1駅分も歩けないくらい体力が落ちて本当しんどかったですが、
ローマは1日にしてならずですね。
退院後思うように体が動かなくてイライラすることしかなかったですが、
今となっては急いでもしょうがないことだったです。
約3ヶ月くらいは辛抱なのかなって感じです。
逆に言えば3ヶ月辛抱すれば結構なんとかなります。
HIVに限らず、入院で体力が落ちた時ってそんなモンかなって思います。
焦っても何もイイことはないです。
半年経過してもまだ元に戻っていないこと
肌質が戻らない
感染1ヶ月後くらいから体に出てきだしている脂漏性皮膚炎、
一時より落ち着きましたが、軟膏を塗っても未だに完治しないです。
特に何かの付け根のあたりに症状がでます。
耳、鼻の付け根、
後は写真では見せられないけど、陰茎、金玉の付け根とかです。
一番困っているのは人目に付きやすい頬と鼻の間、眉毛の間です。
脂漏性皮膚炎は、あまり自分くらいの年齢の人で日常生活ではあまりなりにくく、
HIV陽性者など免疫力が弱い人がかかりやすい傾向にある皮膚疾患なので、
会った時に、分かるには分かるだろうなって懸念をしています。
逆に僕がゲイの人とお会いする際にそのような症状が顔に出てると、
「あ、もしかして、この人もそう(HIV陽性者)かも…?」って、わかってくるようになりました。
HIVに感染しても意外と困らなかったこと
性の相手
全然困っていないわけではないんですけど、
思っていたよりかは困らなかったです。
その理由として、
- 退院後になかなか性欲が戻って来なかった
- 性欲が戻り出した頃にコロナ禍で、どこのお店(と、いうかハッテン場)もやっていなかった
- 意外とHIV陽性者のゲイはすぐ見つかるし出会える
- ウィルス量が落ち着いて人に感染させる確率がほぼほぼない状態になった
当事者になって初めて知りましたけど、
意外とHIV陽性者のゲイ、結構居るんですね。
自分の性欲が戻って来た頃には服薬も始まりウィルス量も落ち着いて、
人に感染させる可能性はほぼほぼない状態になって、
また相手も服薬をしている陽性者であれば、
お互いそれほどリスクはないようなので(かといって避妊具を付けない行為は推奨しませんが…)、
HIV陽性者であっても、人肌恋しい時に諦めたり絶望を感じることはないんだなと思いました。
治療費
最初は保険適用でも採血だけで1回6,000円近くかかって結構キツかったですけど、
障害者手帳を取得して自立支援医療費制度が始まってからは、
HIVの治療においては、1ヶ月1万円以上の治療費がかからなくなったので、大変ありたい制度です。
また、僕の場合は都内在住で障害者手帳3級を取得できて、
収入も少ないとみなされたので、マル障受給者証もいただけました。
これでHIV以外の治療においても自己負担3割の治療費が1割負担になり、
マル障受給者と認定して頂いた日以降に既に3割負担で支払った医療費も差額の2割分が自治体から返金されました。
服薬が始まり落ち着くまでは、
出てきた症状にその都度対処療法でなんとかしていくしかなく、
HIVになって移行、皮膚疾患にかなり悩まされていましたが、
安心して皮膚科の治療を受ける事ができました。
さらに、障害者手帳3級の場合、
1ヶ月あたりいくらか障害者福祉手当が支給されてHIV治療における自己負担額とトントンになりますが、
障害者控除も入り税金も少し安くなっているので、
障害者になったことで手取りが若干増えてしまうという何とも皮肉な現象が起きました。。。
37歳の目標
今のところ、普通に会社員が出来ているので食うには困ってないのですが、
週末副業を始めたいなって考えてます。
今本当にお金困っててどうしようって時の一時しのぎであれば、
Uber Eatsとかなんだろうけど、
あれって、やってる人には申し訳ないけど、
やってもちょっと体力がつくくらいで、
もしUber Eats辞めたら、その後何も残らない気がするんですよね。
やめれば簡単に体力なんて落ちていくし、やっぱり後々何も残らないんじゃないかって思う。
だから自分のスキルを磨きながら、
お小遣いも稼げるような何かを始めたいと思ってます。
漠然とそう思いだしたのは、やっぱりお金は大事だから。
- HIVに限らずこれから40歳、50歳と年を重ねて行くにつれて、
もっといろんな病気がふりかかるかもしれない。- HIV感染症のため、今後加入できる生命保険に限りがある。
今回は感染症になる前に入っていた保険のおかげで何とか乗り切れたけど、これから先はわからない。- 万が一、このコロナ禍で会社が倒産して解雇されたり、
また自立支援医療費制度が崩壊したら自分は死ぬしかなくなるから、
障害者手帳や自立支援に頼らずに生きるいけるだけの治療費を自分で稼げるようになりたい。
そんな理由から、会社だけの収入に甘えない生き方をしたいと思うようになりました。
ただ、さすがに自立支援に頼らずに生きるいけるだけの治療費を稼ぐというのは、
気の遠くなるような話なので、
まずは、マル障受給者証が剥奪されるくらいの所得を得る事を目標にしたいと思います。
僕にはパソコンが使えて、WEBデザインが出来るんですから、
何で副収入を得るのかは、決めてます。
きっとすんごい大変なんだろうなぁ…^^;