パンドラの箱の中には…

2019年11月HIVの感染が発覚してからの日々を綴った37歳のゲイブログ

【HIV7~12日目】退院~大家、勝手に部屋に侵入

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11月26日 HIV7日目。
入院中なかなか食事に手を付けない自分を気にして、病院の管理栄養士が果物多めの食事メニューにしてくれた。
それと一緒にこれが高カロリーでおすすめだと出してもらったゼリーがある。

コーヒーメーカーのネ●レから出ている、「アイソカルセリー」というものらしいが、
まぁ、これがすごーーーーく不味いの。(泣)
でも一応自分のためだけに用意してくれてるものらしいので、これだけでも頑張って食べた。

 

この日は、看護師さんから「シャワー入りますか?」と聞いてくれた。
「自分、入っていいんですか?」と聞いたら、
浴びるときだけ一時的に点滴を外してビニールでぐるぐるまきにしてくれると言う。
シャンプーなどのお風呂セットを全くもっていなかったので、病棟のロックが外れる権限ももらった。
これでバーコードを入り口にかざせばいつでも病院内のコンビニとかに行けるようになる。

 

部屋に備え付けのシャワー室を使って、約1週間ぶりのシャワー。
本当は湯船に浸かりたかったけど、贅沢は言えないね。
すごく体も気持ちもスッキリした。

11月28日 HIV9日目:退院の日時が決まる

医師から退院してよいと言われた。
退院日は、12月1日の午前、食事をとった後。
またこの時も熱は38.3℃あったので、
退院して大丈夫なのか不安があったが、
とりあえずやっと病院から出られることにほっとした。

退院の日程が決まったので、
もうこれ以上は先延ばしにできないと、会社に電話をすることにした。
しかしやっぱりどうしても物が二重に見えて、
スマホの電話帳を開けても、名前が読めない。
看護師さんにお願いしてアドレス帳から会社を探してもらうことにした。
たかだかHIVだと思ってたのに、こんな小さな事ですら自分でできないなんて情けない。

 

会社に電話し、上司に正直に報告した。
「はい。はい。」としか言わなかった。
まぁ、いきなりHIVになって入院したと言ったら普通は返す言葉がみつからないだろう。
ただ社長や役員の人以外には言わないで欲しいということ、
12月2日の月曜日に一旦会社に行くことを伝えた。

 

約1ヶ月穴を開けてしまったのだから、
万が一クビを切られてしまってもしょうがない。
それくらいの覚悟ならできていた。

 

その次の日、11月29日。
自分では実感はなかったけれど、
症状が落ち着いてきたため、個室ではなく4人部屋に移された。
4人部屋といっても、カーテンじゃなくて全て壁で区切られていたので比較的快適に過ごせた。
ただ、食事時は部屋が静かなせいか、
他の患者のくちゃくちゃ音やスプーンが食器にあたる音が気になる。
夜はいびきが気になって寝付けなかった。
そこに看護師さんがちょうど見回りに来ていたので、眠れなくて困っていることを伝えると、軽めの睡眠導入薬をくれた。

 

12月1日 HIV12日目:大家が勝手に部屋に侵入

退院の日。
最後の病院食なのでちょっと無理してでも残さずに食べようと気分を変えてベッドの上ではなく、
窓の外を眺めながら食事をとった。
と言っても、目の前は建て替える前に使っていた病院の建物があって、
ほぼ廃墟を見ながら飯を食うような感じになっちゃったけど…。

 

荷物をまとめて看護師さんにお礼を言って病院を後にする。
熱が下がっていなかったので、解熱剤としてカロナールだけ1か月分もらった。
入院しててわかったけど、HIVだからと言ってこれといった特別な治療はしていない。
抗HIV薬の服薬が始まるまでは、
熱が上がったら解熱剤や点滴などをして、
対処療法で乗り越えていくしかないんだろう。

 

2週間病院に閉じこもってたので気が付かなかったけど、外は大分寒くなってた。
ほぼ1ヶ月寝込んでいたせいか、体力が衰えているのがわかった。
薄着で寒かったので、自分の中では小走りで歩いているつもりなのに、
歩くのが遅くてどんどん追い越されてしまうし、
ちょっと歩くだけでもすぐに疲れてしまう。
それでもなんとか部屋に帰ってきて、すぐにエアコンとテレビの電源をつける。
部屋には親が洗ってくれた洗濯物がたくさん置かれていた。
病院から家に帰ってくるだけでも片付ける体力がなくなってしまい、
今日はそのままにして少し眠ろうと仮眠を取った。

 

それから3時間後くらいして、
布団の上でウトウトしていると玄関からドッタンバッタンと激しい音が聞こえてくる。
何事かと思い起き上がると鍵が開いて扉が開く音がした。
玄関に向かうと大家が部屋に上がってきた。

 

上がってきてそうそう、
入院したにも関わらず連絡がなかったことに対して大家がブチギレてる。
親が鍵を借りる際に状態は説明しているし、
家賃に関しても親が一時的に建て替えててくれている。
自分の口からも入院してた事を説明する必要はあったのかもしれないけど、
3時間前に退院したばかりだし、
そもそも家賃も遅れず払っているし、入院したことをとやかく他人に言われる筋合いはない。
勝手にブチギレてもいいけど、いくらなんでも勝手に鍵開けて部屋に入ってくるのはあまりに非常識だ。

 

「家賃の滞納があったり、他の部屋の人に迷惑をかけているならまだしも、
個人的に少し入院しただけで、あんたには迷惑はかけてないし、他人には関係ないのないこと。キチガイです。出てってください。」

 

大家を押し出して鍵とチェーンをかけた。

 

その件があって以降、また勝手に大家に侵入されたら嫌なのでチェーンをかけることにしてる。

 

その日の夜、父親が大家に連絡をしたらしい。
普通に鍵を借りたりとかお騒がせをした事、
倅が無事退院した事を伝えようとしたらしいが、
「あなたの息子にいきなり怒られて部屋を追い出された」と相当おこっていたらしい。

 

でも父親は賢かった。
「部屋を追い出された」の言葉を逃さなかった。
部屋に入ったのかを父親が訪ねたときに、
鍵を開けて大家が入ったことを自らか話したので、
父親も「おたくは賃借者の許可なく勝手に鍵を開けて部屋に侵入するんですか?」と怒ってくれたらしい。
「子が子なら、親も親ね。」と捨て台詞を残して電話を切ったらしい。

 

今の部屋に6年近く住んでいるけど、
今まで大家と大きなトラブルはなかった。
この6年間何かちょっとでもあったら勝手に部屋に入っていたのかと思うと、
鳥肌立ちすぎて鳥になってしまいそうだ。

 


勝手にキレてるのは奥さんで、旦那さんの方が普通に接してくれるし比較的まだ常識人。
これから先の治療費も不安だし、今のところまだ引っ越しは考えていない。
あまりにも耐え難いトラブルがまたあるようであれば、管理会社に相談するつもり。